魔女の花図鑑

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zoom RSS 魔女の花図鑑 ヒガンバナとハギとせっちゃん(認知症のお話)

<<   作成日時 : 2018/10/03 12:12   >>

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エッセイ   




     線路際の彼岸花とせっちゃん  




どーしても語っておきたい記憶の一齣がある

過ぎ去った月日はまだそう遠くないはずだ

まっ赤に燃えるヒガンバナの季節が終わろうとしている


季節は立ち止まってはくれないが、この紅い花を見ると

もう一度振り返ることを許される気がする


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懐かしい思い出でであるが、あの時見た線路わきの彼岸花

あまりに紅い色が強烈だった

あの日のヒガンバナは今も目の奥で紅く燃えている


そしていつもの駅に行く道すがらのお家のアブチロン

まるで軒先に提灯をぶら下げているようなお花の姿がかわいらしい

今日のお話の案内役の役割の提灯にぴったりかもしれない?

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(夕暮れのアブチロン アオイ科 アブチロン属 別名ウキツリボク(浮釣木))

<アブチロン 花言葉>

   尊敬   憶測  恵まれた環境  真実は一つ  
  
  さまざまな愛   良い便り   思いやり   恋の病



秋分の日は終わってしまったけれどこの季節を彩るまっ赤なヒガンバナ


花図鑑であるはずなのにこのお花を語るには
このことを語らずにはいられない

煩い魔女のお花案内にしばしお付き合いください



<線路際の彼岸花>

線路脇に咲くこの彼岸花

散るばかりの最後を色あせた紅い花がしがみついている

何処にでも咲く。。こんなところにも。。

野生化したかのように足の踏み入れないところでも咲く彼岸花

ほとんど雑草のようでもあるたくましさ、根には毒もあるという

少し前はさぞ真っ赤に燃えていたんだろう。。

紅い色はしかし強烈だ

この花を見たからなのか、線路にたどりついたからなのか

ある日、行方知らずになった義母せっちゃんを追いかけて

ここまで何度も足を運んだっけ。。そんなことを思い出す


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<紅い彼岸花の花言葉>

  情熱   独立   再会  

  あきらめ  悲しい思い出



★ヒガンバナ(彼岸花、

★学名 : Lycoris radiata(リコリス・ラジアータ)

★ヒガンバナ科 ヒガンバナ属

★原産地 中国   ★多年草

★別名 曼珠沙華(マンジュシャゲ (マンジュシャカ サンスクリット語 manjusaka の音写)



お墓にいくと よく鮮やかなヒガンバナが咲く

不釣り合いなほどの情熱的なまっ赤な色
 
全草有毒な多年生の球根性植物だという

古い時代のお墓は土葬だった

モグラなどからの被害を食い止めるためにヒガンバナを植えたとの説がある

枝も葉も節もない花茎が地上にのびる

その先端に苞に包まれた花序が一つだけ付く

花の形も独特だ

葉は深緑でつやがあるが花が咲いている間は葉は付けない

葉があるときは花は無い

やはり不思議が多い花でもある



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<せっちゃんの徘徊>

「私なんか線路でひかれてもいい!」

捨て台詞をはいて線路のある下り坂の細い道を歩くせっちゃん


「せっちゃん、あなたがひかれるのはかまわないけど電車にとって迷惑だわよ! それに電車を止めたら凄い責任重大なんだから!」と、負けずに言い返す魔女

言い返さなければ良かった(笑)と、いつも後悔する

いつもこの調子。。仕事でくたびれ果て帰ってくる魔女への挑戦だ

それはまるで魔女を試しているかのように執拗だった


せっちゃんは後ろを振り向かずに、杖を突きながら走るように歩く

なんと逃げ足が速いのだろう。。夜道だからなおさら大変だ

追いかける魔女だって危なっかしいのに。。

たいがいは近所を歩き回るだろうとたかをくくって目を離すととんでもない事態になることもしばしば

この徘徊の時は、実際に線路まで行ってしまい、あわてて追いかけた魔女が連れ戻した

通りがかりの人のふりをして語り掛けるのだ

「あら、おばあちゃん電車がそろそろきますね。。一緒にわたってしまいましょう」と、言いながら手を引いて線路のある踏切を渡る

とにかくわたり終わってホッとして胸をなでおろす


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(ハギと蝶)

<ハギ(萩)の花言葉>

思案  内気』  柔らかな心  柔らかな精神




<お世話になりました>

ある時は、「もうこんな家にはいられません。自分の家に帰ります、お世話になりました!」

「そうですか、たいしたお構いもできませんでしたが、気をつけてお帰りください。で、どちらにお帰りですか?」

「あっちです!ちゃんと道だって解っています!」

魔女の言葉から自尊心を傷つけられることがあったのだろう
すると怒りに変わるのです

せっちゃんの家はここ東京の外れからは遠い埼玉にあるのですから、すっかり自分の家の所在を忘れたせっちゃんは帰れるはずも無いのです

案の定、車からクラクションを鳴らされ、よろけながら歩くせっちゃん。。

追いかける魔女も気が気ではありません

車の前に杖をつく老人の姿を見た運転手の驚く顔が目に浮かぶようです

車は急には止まれないのですもの


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(シロハギ マメ科 ハギ属) 

<シロハギ>
★科: マメ科   ハギ属   
★耐寒性落葉低木    ★原産地:日本、韓国、中国
★別名:シロバナハギ(白花萩)  シラハギ(白萩)
★白萩花言葉:  思案、想い 前向きな恋



<徘徊とは>

せっちゃんにとってこの徘徊という行為は日常の冒険なのだろうか

必ず誰かのお世話にならなければ家に戻れない状態であるにもかかわらず。。

誰かのお世話になったことはもちろん記憶には残らないから何度も、何度も繰り返す

足は骨折のため金属が入っていて、一時は炎症を起こしたりと再入院までしたというのに。。

認知症の症状の一つに痛みに対して鈍感になるというのもあるようだが。。

徘徊癖になってしまったように勝手に出て行くのである

そんな時には痛みなどどこかに消えているのだろう

何度も警察のお世話になり、近所の方のお世話になりながら。。

本人はちっとも悪気もなく、お世話になった人たちに反対に悪態をついたりする始末



<扉を開けられないように。。>

あまりに徘徊が頻繁になるともう手の施しようが無くなり、出られないように扉をガムテープや紐でくくったこともある。

ゆるいとそれを解いて出て行く知能犯

夜中にはきつく扉を開かないように紐でくくりつけるコケパパ

時間の概念が無くなるので夜中だろうが昼間だろうがお構い無しに出ていこうとするのだ

そして玄関さえ開いていたら颯爽と出て行くのであるからたまったものではない


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<気丈に生きていたせっちゃんだから>

連れ合いの亡き後、80歳までを一人で暮らし、自転車を颯爽と乗っていた

近所のお弁当屋さんなどを手伝いながら活き活き働いていた

とにかくよく動く身体の、働き者のせっちゃんだったので、近所の方たちに守られながら過ごしていたのだろう

元気な時代だった

子どもたちに何かあれば飛んできてくれる頼もしいせっちゃんだった

魔女も乳がんになって入院したおり、せっちゃんに大いに助けられた

孫たちにとっても、たまに会うせっちゃんからおこずかいをもらうのが楽しみだった


<足の骨折で。。>


そんな元気な独り暮らしのせっちゃんだったが、ある日後ろから来た車に撥ねられ足の骨折で長期の入院を余儀なくされた

長引いた入院が原因で、一人で暮らす自信が無くなってしまたのだ

子供たちのお世話になるという状態になってしまった

一人暮らしが長かったしっかり者のせっちゃんの記憶中には「自分は何でもできると」いう自信と誇りがあったのだろう。。とても頑固で、毅然とした態度を崩さない部分があった

コケパパの弟の家で落ち着いた日常を過ごす日々が続いた

弟家族もせっちゃんに随分助けられて6年の月日を送ることができた

魔女たちも頻繁に訪れることもでき、楽しい日々でもあった

そしてある日、弟から突然の電話が。。

「認知症が酷いので一緒に住めない、兄さんが見てくれ」と。。


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<白色の彼岸花の花言葉>
  また会う日を楽しみに     想うはあなた




<認知症が進む。。>


せっちゃんの認知症も最初のうちはまるで愉快犯のように傑作なことも多かった

まだらに残る記憶と、忘却したものがふと蘇ったり、つじつまがあったりする

物事の判断も普通のようにできることも多く、「せっちゃんはまだまだ大丈夫」という家族の思いも十分あった

接し方で変わる。。
薬でよくなる。。
認知症を理解せねば。。
楽しい日常を送らせてあげたい。。こんな風に思うことができた頃だった


手先が器用で手芸も工作もでき、書を書き、絵を描くせっちゃんにとって、ディサービスはまるで学校にでも行くようなものだった

毎日のように利用し、とても楽しんだ

楽しそうにしているせっちゃんを見ると嬉しかった

認知症はどんどんスピードを増して進行していたが、デイのスタッフさんの十分な配慮が、働いていた魔女には十二分にも満足でありがたいことだった


この頃はまだ暮らしを楽しむことのできた時だったのでした

しかし病魔はあっという間に進行してしまう

認知症が進んでくると、ケアする側の負担が大きくなればなるほど介護に対する優しさが消えていくのでした

これは病気であって、本人には悪気はないのだと頭でわかっていても、疲れたきった介護者には余裕すらなくなる

まるで罪人を見張っている看守の状態なのである

何が起こるかわからないのですから。。頭からせっちゃんのことが離れなくなるのです

せっちゃんからみれば、一緒にここに居る魔女が何者であるかということも認識できない状態になっていったようです

魔女という人は優しくないし可愛くない

自分にとってはうるさいだけの人ということだけが、インプットされてしまったかのようでした


数え切れないほどの思いでの中で 楽しかったことも沢山あったはず

だがあまりに大変だったことも多すぎてしばらくは振り返るのはばかれた魔女でした


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<92歳の生涯>

92歳の誕生日迎えたせっちゃん

2010年2月のことだった。

病院のベッドの上であったが、家族に看取られ生涯を終えたせっちゃんでした


せっちゃんは楽しかっただろうか

もっといい介護の方法があったのっではないだろうか


介護で味わった多くのことを、やっと振り返ることができた

嫁という立場、夫婦、家族、義兄弟との確執、自身の病

せっちゃんとの暮らしの6年間
魔女の経験は介護を語るには未熟かもしれないが、こんなことを踏まえても今でも残念でならないことがある

経験したものだけにしか解りあえないという心のわだかまり

そのうえことの重要さが議論がされていないもどかしさ


こんなこと、あんなこと、何かを伝えなければと思うのだ

いらぬお節介かと言われればそれまでだが、まとまらない思考なのに、思いだけが溢れてくる


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(コムラサキシキブ シソ科 ムラサキシキブ属)

ムラサキシキブの花言葉
  「聡明」 「上品」 「愛され上手」


科・属名: シソ科ムラサキシキブ属
学名: Callicarpa japonica
和名: 紫式部(ムラサキシキブ)
別名: 実紫(ミムラサキ)
英名: Japanese beautyberry, East Asian beautyberry
原産地: 日本、朝鮮半島、台湾
旬の季節: 夏(花)、秋(実)
開花時期: 6月〜7月




<介護のお話>

認知症の原因、為らないための方法、ケアの仕方と本がいっぱいある中、いざ介護をする側のお話が余りに少ない。。情報が少な過ぎるように感じる

あっても綺麗事で済まされることが多いような気もする

ニュースでは介護疲れの悲話が聞こえる

今に至っては国民の三分の一が老人国の日本

あっという間の老人大国だ

老々介護という問題も指摘され、若年性認知症も取り沙汰される

この記事を書いた8年前よりは随分進んでいるかに見えるが、そうでもないようにも見える

これは介護を経験した者としない者との大きなギャップがあるからなのかもしれないと思う



<介護を経験する者、しない者>


介護の経験の無いものにとっては、「そんなに大変なの?」と、懐疑的である

だからといって介護をしている者に援助や手助けをかって出る者はい無い

やはり部が悪いのであろう。。

見返りがないことに費やす時間は誰にも無いのだから


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善意や優しさから始まった介護も、長引くとうらみや、つらみに変わり果てる、

兄弟からは、親の年金を使っているのだからと。。いい顔をされず
勝手にやっていることのように思われ、
ならば勝手にやらせておけとまで言い切られる

挙句には孤立無援の状態に陥るのである

親が自分たちで暮らせ自立しているならばいいのですが、
子どもとも和気藹々と楽しい団欒が持てればこしたことはありません

一人になったり、病気になったり。。老いに向かっての様々なことが起きてくれば、恵まれた者ばかりで無いことのほうが多いのも現実です

せっちゃんにいたっても微々たる年金は介護費用、医療費用へとほとんどが消えていく

アクシデントのおこる度に出ていく費用も馬鹿にできない額
介護者にはそれらを計上する間がないのである


コケパパはもちろん、働いていた魔女からの援助も多いに助けになったと思う

奪われる時間と、金銭には、誰も手を貸すことは無く、手を貸すどころか口を挟むことばかり(笑)



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(カミキリムシ?)


<せっちゃんの認知症は。。>

性格にもよるのであろうが、認知症特有の被害妄想に陥るともう大変な騒ぎになる

盗った盗られたがはじまり、ここにおいていたのに、あれが無い、これが無いと部屋中、時間もお構い無しに探し回る

とんでもないところへ自分で隠してしまうのだからそれは見つけるのも困難なのだ

ほんとうにとんでもないところから出てきたり。。驚かされることが多い

それでも自分で隠しているうちはまだ少し記憶や判断ができているのかもしれません

これが進むと完全な妄想となって頭は幻覚で支配されてしまうようである

認知症の方との接し方の一つに、こんな場合は“一緒になって探してあげる”ということが言われるが、これすら頭では理解していても、毎回毎回と頻繁になってくると我慢の限界の境界を超えてしまうのである



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<ドイツでの介護者ケアのお話>

確かNHKであったと思うが、ドイツの介護のお話がクローズアップされていた

介護することの大変さに焦点が当てられ介護者への手厚いケアがなされれているのである

介護に携わる者にとっては、これを理解をしてもらうことと、支援の両方に手が差し伸べられることで精神的負担が大きく軽減され、とても穏やかな介護を行えるようになったと笑顔で語る顔が印象的だった

うらやましいほどの充実ぶりです

ドイツにおいても日本と変わりは無いことがいっぱいあるのですね

今や世界的にも認知症や介護のお話は共通のものとなっています

まず介護者は、ほとんどの人が職を失います

これは魔女も充分経験しています

何しろ職場に頻繁にかかってくるせっちゃんの徘徊の連絡

おちおち気になって仕事に集中できず、職場からは白い目で見られ始め(笑)

事実はそうでなかったのかもしれませんが、ここでのんきに仕事だけができる状態じゃないことだけは事実でした

ならば首切られる前に、自主退職!(笑) ああ〜〜 とっても楽しくやっていたのに残念でした

その上、ストレスが多いに関与したと思われる癌の転移までが暴れだし。。

きっとこんな人も多いのではないでしょうか


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<日本の介護・福祉とは>

日本では仕事を持たない主婦になかば、当たり前のように親の介護という仕事があてがわれていた慣習が今も根強くあるのですが、現在では、親や配偶者の介護をする男性もとても多く、この問題は家庭だけに留めておくことのできない問題になってきているのではないかと思うのです

もし、せっちゃんの徘徊の連絡があなたの職場に来たとしたら?

まず、仕事を失うでしょう

失うことはことは大きな問題です

それに伴う現金収入も途絶え、挙句に介護労働は日夜休み無く続きます

精神的、肉体的にも限界が生じてくるかもしれません

たとえ介護するという役目が終わったとしても再就職の道も少なくなります

この間、ほとんど自分の趣味や、楽しみをセーブすることが必然になり、ほとんどできないことのほうが多くなってきます

家族数の多い家庭では、それらをやりくりできるのでしょうが核家族の今、一人で頑張るざるを得ない人も多いようです

ドイツではこのような介護する者の状況を把握し理解と認識で、「職業のサポート」「介護費用のサポート」、「介護者の精神ケア」などのプログラムが組まれ、孤立無援にならないよう配慮されるのです

日本となんと大きな違いなのでしょう

これは今や先進国においては当たり前の政策になりつつあるのに、高齢者自身にも冷たく、生き辛くしている有様
介護者などのことは論外のお話?

その上、介護に携わる職種の方の年収はといえば普通の会社勤めの平均(400万円代)の半分(200万円代)にしか満たないという所得

これではりっぱに低所得過ぎます!

家族があれば生活できないのでは?

このことをTVのニュースで知ったコケパパは怒り心頭!

介護に携わったものにはこの現実がいかにひどいことなのかわかるのです

こんなことで老人が増えて、介護する人が居なくなって。。どうなるの?

素朴な疑問なのに。。おかしく、不可思議な政治!

いつも経済優先。福祉は置いてきぼり。

日本という国は福祉や教育はボランティアでやとでも思っているのかしら?

親や家族を介護するのは当たり前?

きっと政治家には豊かな老後があるからそうでない老後があるなんて思いもしないのかしら?

その上、自分は介護などまったくしない人だから理解できない?

自分は認知症や病気にならないとでも思ってるの?

介護されないとでも?

いっぱい書いちゃった(笑)


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  (ハギ)




萩の小さなお花はなんと可愛いのであろう

万葉集の中では一番に詠われたお花であるという

こぼれ萩(萩の花が散る様)のようにそそとした中にも言い知れぬ味わい深い印象を残すお花もあれば、赤い彼岸花のように、強烈な印象を与えてくれるお花もある

人の生き様を花でたとえるとなんとピッタリのお花にであえるのであろうか

まるでお花がその人であり、その人があのお花であるように。。

せっちゃんとの6年間、最後のせっちゃんはこぼれ萩だったように思う

小さな花びらを地面にいっぱい落としていった

今、こぼれた花を手に取り、一枚一枚の花びらに声をかけたくなってきた


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(ハギの枝とハス田)


せっちゃんとの思い出が少しずつ整理され、介護のこと、自分自身のことを遠くからも近くからも、カメラのズームレンズのように見られるようになってきた

せっちゃんは、今頃笑ってるかな?

こんな記事を書いている魔女を笑顔が可愛いかったあの笑顔で。。

せっちゃんからのメッセージがいっぱいあることに気ずかされた魔女

やっと気持ちのいい秋になり、鎌倉の萩を見たことさえ忘れそうである


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今日はほんとは花図鑑のお話だったのにね

彼岸花を見ると 線路わきのまっ赤なヒガンバナを思い出す

きっと誰にでもある思い出の一齣はお花とともに強烈さを増すのかもしれない

我に返って花図鑑をしたためることにしよう


 ヒガンバナとお彼岸

 お彼岸って何だろう?


★彼岸(ひがん)とは迷いや苦しみのない浄らかな世界のこと

★煩悩や迷いに満ちたこの世をこちら側の岸「此岸」(しがん)といいます

★彼岸という言葉は、仏教用語なんだそうです

★彼岸は昔のインドの言葉のパーラミター(波羅蜜多)の漢訳「到彼岸」の略

  
せっちゃんは彼岸の国へと旅立った

そこは極楽浄土と言われる国なのだろうか

お彼岸はの頃はお天気に恵まれ過ごしやすい時期でもある

物事の存在も、思考までもが緩やかであり、熱くもなく寒くもない。。

中庸(ちゅうよう)といわれる

魔女は中庸という言葉が大好き!

白黒をつけるなんてできっこない。。曖昧さに助けられることが一杯だから

彼岸花にはたくさんの別名があるようですがその数は1000をこえるとも言われています

★曼珠沙華(まんじゅしゃげ)
★死人花(しびとばな)、幽霊花(ゆうれいばな)、地獄花(じごくばな)
★毒花(どくばな)、痺れ花(しびればな)
★天蓋花(てんがいばな)、狐の松明(きつねのたいまつ)、狐花(きつねばな)
★「捨て子花」という別名があります。


ヒガンバナは毒があるから、それを気ずかせるためにもこんなちょっと怖い名前をつけたのでしょう

確かに花姿は独特。とても印象に残る姿

そのうえ田んぼのあぜ道だったりお墓だったり。。

緑の中に突如咲いたかのようなまっ赤な彼岸花にハッとなる

でも本来は極楽浄土に咲く清いお花なんでしょうね

せっちゃんとの思い出の中に咲くヒガンバナ

きっとせっちゃんも天上からヒガンバナを楽しんでいるにちがいない


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    <魔女の日々>

(10月3日)

せっちゃんが亡くなって8年がたった

最後は大腸癌の発覚があり入院、手術と病院で過ごすことになってしまいました

高齢であることから癌そのものの手術は行わず詰まってしまった便を小腸から出すというバイパス手術が施された

”食べることは生きる道”
魔女が願って、魔女に任された手術への決断だった
せっちゃんは点滴の栄養を逃れことができ、口から食べられるようになった

病院から食事の介護をお願いされ、せっちゃんの食事係が魔女の日課になった

時間のある時はコケパパもいっぱいいっぱい手伝った

本当は食べられる状態のせっちゃんではなかったのかもしれない

魔女が毎日顔を出すので仕方なく食べてくれたのかもしれない

そんな時期が延々と続いてくれるものと思っていた

ある日若いドクターから「点滴に変えます」といわれ点滴に変わった

その翌日からせっちゃんの容体がおかしくなり、その次の日に亡くなった

不思議だった

本当はせっちゃん食べるのも無理なのに。。
魔女やパパが来ることで命が繋がっていたのだろうか

人って凄いと思った

生きる目標があることで奇跡が起きる

せっちゃんの病室に行くことは魔女にも心地良い時間だった

ゆったりと流れる時間

病室の皆で歌った朧月夜(おぼろつきよ)

そうそう、せっちゃんはお花が大好きだった。

この歌を歌っている時はせっちゃんの頭にはナノハナが咲き乱れていたに違いない

小さなお庭だったけど鉢に入ったお花がいっぱいだった

今は魔女の頭の中にもせっちゃんが好きだったお花が咲いている

もう10月だねえ。。

これからどんなお花が咲くのかしらねぇ。。せっちゃん?


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